「速く読ませる」だけじゃない。子どもの速読トレーニングの進め方

(最後まで読んでいただくと、ちょっとした仕掛けに出会えます。)
「うちの子、読むのが遅いかもしれない」。そう感じたことはありませんか。
宿題の音読や国語の問題文に思ったより時間がかかっていたり、一冊の本を読み終えるまでに何日もかかっていたり。読むスピードが気になり始めると、勉強への影響も心配になってきます。
実際、2025年度からの入試では、共通テストの国語の試験時間が80分から90分に延長されました。複数の文章を比較しながら答える出題が増えたことで、読み取る情報量そのものが多くなっているとされています。読むスピードだけでなく、多くの情報を限られた時間の中で読み取り、内容を捉える力も、これからますます大切になっていくでしょう。
そんなとき候補に挙がるのが「速読トレーニング」です。ただ、具体的に何をするのか、家庭でどう取り入れればいいのか、イメージが湧きにくいという方も多いのではないでしょうか。
前回の記事では、子どもが速読を身につけることで期待できる効果やメリットについてお伝えしました。今回は、その先にある「具体的に何をするのか」という部分に焦点を当て、子どもの速読トレーニングの方法や、取り組むうえで意識したいポイント をご紹介していきます。
子どもの速読トレーニングとは? 速く読ませるだけではない
「速読」と聞くと、文字を目で追うスピードをとにかく上げる練習をイメージされるかもしれません。ですが、子ども向けの速読トレーニングは、無理に急がせるものではありません。
いくつかの土台を少しずつ整えていく。そうした積み重ねの先に、結果として読むスピードが上がっていく、という順番になります。
大切なのは、子ども自身のペースを尊重しながら取り組むことです。次の章では、速読トレーニングについて保護者の方が抱きやすい誤解について整理していきます。
子どもの速読トレーニングで、よくある誤解
速読と聞いたとき、こんなイメージを持たれることはないでしょうか。実際には少し違う場合もあります。
「早いうちに始めないと、身につかない」という誤解
「小さいうちに始めないと手遅れになるのでは」と聞いたことがある方もいるかもしれません。ですが、読む力を育てていくうえで、焦って特別なことを始める必要はありません。
まずは、日々の読書や会話の中でできることから、少しずつ向き合っていけば十分です。
「音読をやめないと、速読は身につかない」という誤解
速読というと、音読をやめて黙読に切り替えなければ、というイメージを持たれることがあります。ですが、音読は言葉のリズムや意味を捉える力を育てる、大切な土台です。
速読トレーニングは音読を否定するものではなく、音読を土台としたうえで、目で文字を捉えて読み進める「視読」のスキルを少しずつ重ねていくものです。
「特別な才能がないとできない」という誤解
うちの子には向いていないかもしれない」と感じる方もいるかもしれません。ですが、速読トレーニングに特別な才能は必要ありません。 大切なことは、無理のないトレーニングで日々の積み重ねを続けていくことです。
家庭でできる、子どもの速読トレーニング
速読トレーニングと聞くと、特別な道具や難しいドリルが必要に思えるかもしれません。ですが、まずは日々の生活の中で、無理なく取り入れられるものもあります。
低学年のうちは、まず音読で言葉のリズムや意味を捉える力を育てることが土台になります。その土台があるからこそ、成長に合わせて「目で捉えて読む」という読み分けのスキルが活きてきます。
速読は、音読に代わるものではなく、その先に少しずつ重ねていくもの。これからの情報社会の中で求められる読む力として、少しずつ育てていきたいものです。
いつも読んでいる本を、指でなぞらず読んでみる
文字を一つずつ指で追う代わりに、視線だけで文を追ってみる練習です。
はじめは短い文からで構いません。一字ずつではなく、単語や文節をまとまりとして目で捉える感覚を、少しずつ育てていきます。
最初からうまくできなくても構いません。焦らず、少しずつ慣れていくことを大切にしてあげてください。
「一行を一目で」を意識してみる
一行を一度に見渡すように読んでみる練習です。 視野を少し広げて、行の全体を捉えるイメージです。もちろん、最初からうまくいくものではありません。初めは上手くできなくても気にせず、ゲーム感覚で楽しみながら取り組むのがコツです。
慣れてきたら、一行が二行、三行と、少しずつ見渡せる範囲が広がっていきます。毎日少しずつ触れて数をこなすことで力が身についていきます。
宿題の音読を、目で読む練習にも使ってみる
学校から出される音読の宿題は、声に出して読むだけでなく、同じ文を声に出さずに目で読む練習にも使えます。
まず音読で意味を捉え、次に同じ文を目で追ってみる。
音読で耕した土台の上に、目で捉えて読む「視読」を少しずつ重ねていくことができます。速読をトレーニングするために、新たに時間を設ける必要がないので、家庭でも取り入れやすい方法です。
家庭で練習するときに気をつけたいポイント
家庭でトレーニングを取り入れる際、意識しておきたいポイントを3つお伝えします。
無理に急がせない
「もっと速く」と急かしてしまうと、かえって読むこと自体への苦手意識につながってしまうことがあります。焦らず、子どものペースに合わせて進めていきましょう。
子どもの年齢や読む力に合わせて進める
年齢や読書の経験によって、取り組みやすい練習方法は変わってきます。難しい文章から始めると負担になってしまうこともあるため、普段読み慣れている本から始めるのがおすすめです。
理解できているかを確認しながら進める
確認といっても、内容を細かく理解できているかを試す必要はありません。
読み終えたあとに「どんな話だったかな」と、ざっくり思い出せる程度で十分です。特別な準備もいらないため、親の負担なく始めやすい方法です。こうして、時々声をかけてあげることは、トレーニングへのモチベーションを維持する助けになるでしょう。
ただ、こうしたポイントを日々の生活の中で意識し続けるのは、保護者の方にとっても根気のいることかもしれません。
そんな時は、家庭で取り組む方法だけでなく、必要に応じてレッスンを取り入れながら、子どもに合った方法を探していくことも1つです。
家庭学習だけで十分?レッスンで学ぶという選択肢
家庭でのトレーニングだけでも、少しずつ読む力を育てていくことはできます。一方で、家庭でのトレーニングに難しさを感じたときには、レッスンで学ぶことも効果的です。
体幹速読®では、読む力はもちろん、呼吸や姿勢を整えながら、自分のペースで続けていく力そのものを育んでいきます。そうした土台を大切にしたいと感じたときの選択肢のひとつになります。
自分のペースで進められるeラーニングと、対面で取り組むリアルレッスン、どちらも用意されているので、お子さまに合った形で試してみられるのではないでしょうか。
なお、体幹速読®は、中学年頃からのお子さまを対象としています。それまでは、無理に取り入れようとせず、日々の読書を楽しむ時間を大切にしてあげてください。
「実際のトレーニングを体験してみたい」「子どもに合うか試してみたい」という方は、まずはこちらの無料体験からお試しください。
まとめ
子どもの速読トレーニングは、ただ速く読ませるためのものではありません。
いくつかの土台を少しずつ整えていくことで、結果として読む力につながっていくものです。
読むことは、これからの学習を支える大切な力です。だからこそ、速さだけを求めるのではなく、子どものペースに寄り添いながら育てていきたいものです。まずは、誤解にとらわれず、家庭でできることから、無理のない範囲で試してみてはいかがでしょうか。
そのうえで、より専門的に取り組んでみたいと感じたときには、レッスンという選択肢も視野に入れてみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。この記事を要約した内容を、音声でご用意しています。以下URLよりご確認ください。
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※音声が流れますので音量にご注意ください。
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